ロメール デュ アヨ 1976
あめ色に熟成したボルドーヴィンテージの貴腐ワイン
貴腐ワインとは、ぶどうが完熟し(枝にまだある時・畑で摘み取られる前)すべての気象条件がうまく揃ったときに、ぶどうの粒にボトりティスシネレア菌が付き、果実の水分のみを蒸発させ、干しぶどうのような状態になり、糖度と酸味のみが残されます。
およそ1本のワイン(750ML)を作るのに必要なぶどうの量は1K。一粒の果実の水分が3分の2としても通常のぶどうの3倍以上が必要となります。
とてもコストの高いワインになるのですが、豊かな酸と、豊かな甘味により長期熟成が可能でなおかつ、味わいのグレードが計り知れないくらい高くなります。
ただ甘いワインではなく、酸味にしっかりと支えられ、心地よい飲み口と、熟成により生ずる得難いエレガンスを感じとれるからです。
なかなか得難いワインの1本でもあります。
西田酒店は七尾市矢田新町にある酒屋です。
創業してから100年以上たっている古い酒屋ですが、ワインの取り扱いが多くこのあたりでは珍しく専用のワインセラーもあります。