遅くなりましたが先月17日(月)に開催された
ワイン教室のことを書きます。場所は当店です。

先々月は平成でしたが先月は
令和という新元号に変わりました。先々月まで役職を全うされた
皇太子さまは天皇になられ
先々月まで役職を全うされた天皇は上皇になられました。

というわけでBGMもそれにふさわしいものを
選びました。現 上皇が現 上皇后さまと
ご成婚された時に作曲された祝典行進曲です。

作曲者は團伊玖磨さんです。

作曲者曰く平和に満ち、気品と格調の高い名曲だそうです。
そういえば総じて昭和と平成は平和でした。令和もそうでありますように。

さて、それにしても特筆すべきことは團伊玖磨さんが
優れた作曲家のみならず作家でもあり、
パイプのけむりというエッセイを
亡くなられる年まで書き続けられたことです。
その年月はなんと37年。
そしてもうひとつ特筆すべきことは
実は華麗なる一族の末裔であったことです。

さて、実は先日パイプのけむりの「話」という文庫本を
ネットで購入しましたが、その中で
面白いことが書かれてあったので紹介します。
タイトルは「昇天」です。

芸大などと母校の名前を省略してはいけない。ちゃんと
東京芸術大学といいなさい。芸大などと言うと
芸者の大学のようでいけない。

吹きました(笑)

もうひとつ紹介しましょう。タイトルは「偶然」で、
締めくくりに親子の会話が書かれてあるのですが、
息子さん(建築家の紀彦さんだと思います)が
偶然の出来事を数学的な確率として処理する場面です。

例えばDさんとWさんが一ヶ月後に大阪のホテルで偶然会うこととします。
ひと月は約30日なので30×30=900
つまり900分の1の確率です。そして次に
大阪にホテルが20あるとすると
20×20=400 つまり400分の1の確率。
ゆえにDさんとWさんが大阪のホテルで会う確率は
900×400=360000分の1の
確率。次にホテルの客室数が900あるとすると
900×900=810000分の1の確率。よって
DさんとWさんが同じホテルで
会う確率は360000×810000=291600000000分の1の確率。

息子さん、いやご子息様。何者でしょうか?
そして幸いにも確定はできないのですが、
この「作品」が書かれた時代が記されていました。
それはこの「偶然」のページにひと月前に
日本テレビで音楽番組の司会をしていたと書かれて
あったからです。その放映期間を調べてみると
1967年~1972年でした。團紀彦さんは
1956年生まれなので少なくとも言えることは
11歳~16歳の間に答えられた内容だということです。

そしてもう一つ息子さんは執拗に
パパちゃんという単語を
いい続けます。おそらく16歳の高校生は
実の父親のことをこのようには呼ばないでしょう。
となれば11歳か13歳。小学校高学年か中学1年くらいまでだと思います。

おそらく自分だったら中1の時に上記の偶然の出来事を
291600000000分の1の確率などとは答えられないと思います。
そしてこれは偶然か必然かが
わかりませんが。事実、世界的な建築家になられました。
深く敬服いたします。

さて、今回の前座のワインです。

 

祝 甲州 というワインです。
祝という文字が新元号にふさわしいですね。

勝沼 祝村は現在の山梨県甲府市勝沼町西南部、
勝沼中央を流れる日川の左岸に位置しています。

このワインについてマダムは
さわやかなほどよい柑橘系の香り、さらさら流れる小川、小川の水は
甲州ワイン、両手ですくって喉をうるおす、とても透明感のある味わい。
美しいワインです。と評しております。

¥2,542

バナークリックお願いいたします。

original banner